山岳地帯では、自給自足にて生活をしています。牛は宝です。畑を耕すのを牛に手伝ってもらい、牛のふんが肥料になります。牛のふんは燃料にもなり、フンを発酵させてガスで火をおこします。牛が出すミルク、ミルクから作り出すチーズや蜂蜜を売り、僅かな現金にします。病気をして、治療で現金が必要な時には、牛を売り現金にします。
自給自足の生活では、子供は大切な労働力です。子供が居なければ、自給自足生活は成り立ちません。それでも子供の将来の夢を思い、勇気をもって子供の学校に送り出す親が居ます。子供を学校に行かせる為に、牛を売る親もいます。
山岳の生活では、教育を受けて、知識レベルを上げる事が、生活水準を変える唯一の希望です。街で働き現金を稼ぐことが、家族の目標です。
子供たちは5~6時間山を登り、学校に通います。
子供たちは、家の事情や通学の厳しさから、学校に通わなくなる事もあります。ここでは学校を楽しくし、子供たちが楽しく学校に通う事が出来るよう、遊具を寄付しました。

